話の全文
ユダヤの母親が、10個の鶏の卵を子どもに「ここまで運んできてね」とお願いします。子どもが「分かりました。運びます」と言うと、母親はこう質問します。「どういう風にしたら、この卵をちゃんとその場所まで持っていくことができるの?」。
子どもはいろいろなことを言います。「カゴを頑丈なものにしたらいいんですよ」「布に一つずつ丁寧に包めばできます」「かなり慎重に運べばできると思います」。様々な意見が出ますが、すべて却下されます。何度も何度も却下されます。
すると、どこかのタイミングで子どもがこういう結論を出します。「何度かに分けて運べば、絶対安全に運べる」。ユダヤの親は「素晴らしい。その通り」と言って、子どもに卵を運ばせるのです。
この話の意味:すべて分散することが、リスクを最小にする
この話から学べることは、すべてを分散することがリスクを最小限にする方法だということです。どれだけ頑丈なカゴを持っていても、どれだけ丁寧に布で包んでも、どれだけ慎重に運んでも、不測の事態が起きたときには一気に10個の卵が全部割れてしまいます。世の中、何が起きるか分かりません。最悪の状況は常に起こりうる。
けれど卵を2個ずつ分けて運べばどうでしょう。手間はかかりますが、1回不測の事態が起きても割れる卵は2個で済み、8個の卵はしっかり届けることができます。これが資産管理の基礎基本です。すべてに対してリスクを分散させておく。ユダヤの子どもたちは、こうして物語を通じて分散の大切さを教えてもらいます。
「分散しています」の落とし穴:種類を分けないと分散ではない
この話をすると「私は分散していますよ」という人がいますが、できていない人が多い。分散とは、ただ資産を分ければいいというものではなく、種類を分けないといけないのです。
例えば、暗号通貨を10種類持っていて「分散しています」と言う人。これは全部暗号通貨なので、市場が崩れれば一気に全部の値段が下がります。種類が同じということは、リスクの分散ができていない。株や不動産や現金も一緒に持った上で暗号通貨にもお金を入れているなら分散ですが、暗号通貨だけで全部持っているのは危なすぎる。市場が悪くなって一気にお金がなくなった人を、何人か見てきました。
お金の原理原則の続きは、公式LINEで。
公式LINEに登録した方へ、「お金を稼ぐ原理原則」を含む集中講義(動画・全7講・仕事と学びの原則が中心)をその場で無料でお届けしています。投資の勧誘はありません。
友だち追加だけ・無料。配信は1日1通まで。ブロックでいつでも解除できます
ユダヤ人の教え方:口座を4:3:3に分ける
ユダヤ人が教えるのは、収入から固定費(家賃・食費・光熱費など)を引いた残りを、3つの口座に4:3:3で分けることです。
- 安定の口座(4割):入れたら引き出さない。有事の緊急資金になり、お金があるところにお金と機会が寄ってきて、手元に現金があると冷静な判断が続けられる。
- 成長の口座(3割):5〜10年、20年かけてじわじわ増えるもの(株式・不動産など)。時間をかけるほど指数関数的に増え、最終的に資産を一番増やす。
- リスクの口座(3割):ハイリスク・ハイリターン。3割と決めることで執着しなくなる。ここで出た利益は遊ぶお金にしてよい。
詳しくは ユダヤ人のお金の教え にまとめています。一種類に執着せず、理論立てて4:3:3に分散しておけば、不測の事態が起きても必ず対応できます。ユダヤ人はずっとそうして自分の資産を守ってきました。
※特定の投資先や利益を勧めるものではありません。お金の考え方として、ユダヤ人から教わったことを書いています。
- 【お金の原則】ユダヤ人が3歳から教えられる究極の資産管理のストーリー3選(YouTube「ゆだしん」)
- 【ユダヤ流資金管理術②】お金が貯まらない人 これが出来てません(YouTube「ゆだしん」)
数字について:人口0.2%(約1,580万人・2024年)はヘブライ大学 S. デラペルゴラ教授の推計、ノーベル賞受賞者の約2割は Jewish Virtual Library の受賞者一覧の集計です。動画で話している「世界の富の40%」「アカデミー賞の37%」などは集計によって数値に幅があるため、このサイトでは出典を確認できる数字だけを使っています。

