正確な言葉と、由来
目に見える財産はいとも簡単に奪われてしまう。しかし、私たちの頭の中にある知恵だけは、誰にも奪われることがない。ユダヤの格言
この格言は、ユダヤ人の歴史と深く関係しています。ユダヤの5000年の歴史は、どのページを開いてもずっと迫害されてきた歴史です。動画で語っているのは、こんなレベルの話です。ユダヤの子どもが道を歩いていて、警官が虫の居所が悪くて子どもを殺した。腹を立てた母親が裁判を起こすと、裁判官は「お前はアリをわざと踏みつぶすか。ユダヤ人という虫けらを殺しても罪には問われない。むしろ外で遊ばせていたお前が悪い」と言い、母親が有罪になった。「ユダヤ人を見つけて殺してもよい」という法律があった時代すらあります。
命がこれだけ簡単に取られるなら、お金はもっと簡単に取られる。だからユダヤ人は、お金自体を子どもに残すことをやめました。お金ではなく、どんな状況になってももう一度稼げる知恵を残そう。そういう民族になっていったからこそ、この格言ができました。そして子どもに質の高い教育を行う「教育特化型」の民族になり、その結果、世界人口の0.2%で成功者を出し続ける民族になりました。
「知識」と「知恵」は違う
ウィスダム(wisdom)を調べると「知恵」とも「知識」とも出てきますが、この2つは全く別のものです。
- 知識:時代や場所や人が変わると、いとも簡単に価値がなくなるもの。「この製品をメルカリで買ってAmazonで売れば利益が出る」は知識です。30年後には使えず、子どもに教えても一生ご飯を食べていくことはできません。
- 知恵:原理原則と同じで、誰がいつどこで使っても同じようにうまくいくもの。「お金はそもそもどうやってでき、本質的にどういうときに生み出されるのか」は知恵です。
子どもに教えるなら、どちらを優先しますか。知識がいらないわけではありませんが、圧倒的に大事なのは知恵です。タルムードの「ソロモン王とウィスダム」では、金貨100枚を選んだ兄二人が山で死に、金貨を返して知恵を選んだ弟だけが生き残って、結局すべての金貨を手にします。世界一の投資家ウォーレン・バフェットも、真っ先にする投資は金融投資ではなく自己投資だと言っています。お金はいつなくなるか分からないが、一度手に入れた知恵や能力は一生使えるからです。
ユダヤの親は、物を与えず「体験」にお金を使う
この格言があるから、ユダヤ人はお金の使い方も違います。ユダヤの親が子どもに無条件で物を買い与えることはありません。日本のクリスマスやお正月や誕生日のように、無料でお金や物がもらえる文化はなく、欲しいものは勝ち取る文化です。
ただし、唯一ユダヤの親が子どもにたくさんお金を使って与えるものがあります。体験です。「人生の幅はすべて経験で決まる」と教わりました。赤ワインしか飲んだことのない人に、赤と白どちらが好きかは決められない。経験していないことは選べないし、判断基準が弱くなる。だから知り合いのユダヤ人たちは、超一流の経験も三流四流の経験も、人生でありとあらゆる経験をさせられてきました。その大量の経験のおかげで、判断の幅がとても広い。
タルムードの「メロディを買った少年」は、結婚の支度金でメロディを買い、道具まで渡して曲の続きを教わった青年が、娘の両親に褒められる話です。日本人の感覚では理解しがたいのですが、お金はなくなり、道具は壊れる。しかし体験と、自分で奏でられるようになった技術は決して失われない。だからそこにお金を使うのが正しい、という教えです。
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大人の自分は、何に使うか
あなたは今、何にお金を使おうとしていますか。高級マンション、車、ブランドバッグ。それが悪いとは言いません。ただ、この「体験にお金を使う」というユダヤの習慣も取り入れてみてください。僕自身、物にお金を使うことも多いですが、何よりも体験にお金も時間も労力も注いできました。その結果、人生の知見が増え、判断の幅がかなり増えました。
そしてもう一つ。知恵は本を読んで「知っている」で止まると身につきません。学び方そのものにもユダヤの原理原則があります。ユダヤ式勉強法 で、知っている・理解している・習得しているの3段階と、48時間以内に人に教える3ステップをまとめています。
- ユダヤの子供が3歳から受ける英才教育3選【タルムード】(YouTube「ゆだしん」)
- 【全人類が成功できる】ユダヤ人が3歳から学ぶタルムードの成功習慣(YouTube「ゆだしん」)
- 【世界一成功者の多い民族】ユダヤ人が幼少から学ばされるユダヤの格言 129選(YouTube「ゆだしん」)
数字について:人口0.2%(約1,580万人・2024年)はヘブライ大学 S. デラペルゴラ教授の推計、ノーベル賞受賞者の約2割は Jewish Virtual Library の受賞者一覧の集計です。動画で話している「世界の富の40%」「アカデミー賞の37%」などは集計によって数値に幅があるため、このサイトでは出典を確認できる数字だけを使っています。


