① ユダヤ人は13歳で成人する
日本の成人年齢は引き下げられて18歳になりました(以前は20歳)。ユダヤ人の成人年齢は、大昔から13歳です。日本でいえば中学1年生がもう成人です。神光はこれを、質の高い参考材料を渡して、1日でも早く自立できるようにしていく民族だから、と説明しています。
13歳の成人式は、1人のために何百人という人が集まってパーティーをする、と会員向け講義で話しています。師匠が公開している成人式の様子に触れて、「すごかった」とも。そして成人式の日に、ユダヤ人は必ずやらされることがあります。それが、人生の使命を決めることです。
② 成人式の日に、人生の使命を決めさせる(目的思考)
人生の使命なんて、大人でも見つかっていない人がいます。40代、50代でも見つかっていない人がいる中で、ユダヤ人は13歳で一つ決めさせます。神光は「日本人はこれを決めていない。だから面接で『あなたの夢は何ですか』と聞かれたときに、どもってしまう」と話しています。
なぜ13歳で決めさせるのか。背景にあるのは、ユダヤの目的思考です。目的が明確になればなるほど、途中過程が明確になる、という教えです。明日テストがあるのに科目が分からなければ、今日何を勉強すればいいか分からない。数学だと分かれば、今日の勉強は一瞬で決まる。何ページの大問が出るかまで分かれば、さらに明確になる。ユダヤ人はこれをテストだけでなく、人生そのものに使います。1年・3年・5年の目標だけでなく、人生における目標=使命まできっちり決める。人生に一つ大きな目的があれば、その通りに行動できるからです。逆に使命がなければ、何をしたらいいか分からず、成り行きで人生を歩んでしまいます。
③ 使命の定義は「お葬式のときに、人々から何と言われたいか」
使命をどう決めるのか。その定義は、お葬式のときに、あなたは人々から何と言われたいかです。会員向け講義では、この考え方を「葬式ベース」と呼んでいます。神光の師匠が、師匠のおじいさんから教えられた考え方です。
人生では通信簿を2回もらう、と言います。1回目は学校。これは低くても、そんなに問題はない。2回目は、お葬式のとき。亡くなったときの通信簿が低いのは問題です。
アメリカのお墓には文字が彫ってあります。「優しかった母、ここに眠る」「強かった父、ここに眠る」「あなたはいつも人のためにいろいろやってくれた」。では、自分はそこに何と書かれたいのか。「いつも周囲に文句ばかり言って、人を不快にさせていた人、ここに眠る。ついでに二度と起きないでください」。これは嫌ですよね。だから、自分がお墓に何と書かれ、お葬式で何と言われたいかを決めて、それを人生の使命にしなさい、という教えです。
英語ではミッション、日本語では使命。文字通り、お葬式までの間に、どう命を使うかを決めるのです。神光は「使命という言葉がこれだけしっくり来たのは初めてだった」と話しています。
使命を決めると、それが生きる判断軸になります。「あの人は周りに優しかった」と言われたいと決めたら、周りの人に暴言を吐かなくなる。自分がどう生きるかが、文字通り決まります。そして子どもに決めさせると、親が注意しやすくなります。子どもが「尊敬できる人物」と自分で書いたのに、家で1日中YouTubeを見てごろごろしていたら、「それで尊敬できると言われると思う?」と聞ける。押し付けではなく、自分で書いたことだから言えるのです。
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④ 決める時間は5分。「ないものは進化しない」
では、この使命を決めるのに、どのくらい時間をかけるのか。講義で受講者に聞くと「一生かけて」「3分」などいろいろな答えが出ましたが、答えは5分です。「5分で今すぐ決めろ」と言われます。人生で命をどう使うかを5分で決める。神光も最初は意味が分からなかったそうですが、理由を聞いて納得したと言います。
理由の一つ目。ほとんどの人は、考えたことがないので決まりません。1日もらっても見つからない。1週間、1か月もらっても見つからない。だから、とりあえず未完成品でも作る。
理由の二つ目が、ユダヤの原則「ないものは進化しない」です。今はスマートフォンがありますが、携帯電話を作ろうとなった最初からスマートフォンが出てきたわけではありません。最初はポケベルのような、未完成の何かがあった。それを進化させようと頭が働いて、ガラケーになり、スマートフォンになった。これからも進化していきます。でも、もともとポケベルがなかったら、その先の進化も絶対にありません。だから、まずは形を作る。未完成でもいいから、5分で作りなさい。完璧な人生の使命などできないのだから、作っておいて、それを進化させる。作っていないものは進化しようがない、という教えです。
⑤ 使命は天から降ってこない。何回変わってもいい
「5分で使命なんて見つかるわけがない」と、神光も最初は思ったそうです。何年かかっても使命を持てない人がいるのに、と。それに対して、ユダヤの師匠はこう言いました。
使命や目標というのは、急に天から何かきっかけがあって降ってくるものじゃない。自分で作るものなんだぞ。ユダヤの先生の言葉
確かに、天が急に「お前の使命はこれだ」と言ってくることはありません。使命はまず自分で作り出すもの。そして作るときの考え方が「完璧でなくていい」です。人は変化していきます。10代のときの考え方のまま今に至る人はいません。異性に対する考え方も、お金に対する考え方も、友人関係も家族への考え方も、良い悪いは別として変化しています。原型があるから進化できる。だから、不完全でもいいから、進化する前提で、とりあえず5分で作るのです。
実際、使命は何回変わってもいいと教えられています。会員向け講義では、誕生日などに毎年見直してよいし、誕生日でなくても変わってよいと話しています。ただし「作らないと、変えようがない」。神光のユダヤの師匠は、使命が人生で4回以上変化したと言っていたそうです。神光自身も、師匠と初めて会って決めた使命から、だいぶ変化したと話しています。
⑥ 神光の使命は「貢献」
動画「新成人の皆様へ」で、神光は自分の使命を公開しています。人生の使命は貢献。どういう立ち位置で貢献するかというと、お金を寄付するということではなく、自分の得意分野である教育で人々に貢献する、と決めています。
使命を決めたことで、行動のパターンが変わったと言います。お金を稼ぐだけなら、やる必要のないことは結構多い。それでも新しい事業に挑戦するのは、自分の教えられる幅が広がるからです。いろいろなことをやったことがないと、人に教えられる幅は小さい。幅を広げるほうが自分の使命が達成できると思っているから、そういう行動をたくさん取っている。これは、使命を作っていなければやっていなかったことだ、と話しています。
⑦ 家庭で使命を決めさせるには
会員向け講義では、思春期の子どもに渡す参考材料の一つ目として、この話をしています。「13歳で葬式ベースという参考材料を入れて、使命を決めさせる」。子どもに決めさせたらいい、と。
やることは、ここまでに書いた通りです。
- 「お葬式のときに、周りから何と言われたい?」と聞く(葬式ベース)。
- 5分で、未完成でいいから一つ決めさせる(ないものは進化しない)。
- 毎年、誕生日などに見直してよいと伝える。
- 子どもが自分で書いた使命を、親が注意するときの基準にする。
13歳を過ぎた大人にも同じです。新成人向けの動画で、神光は「不完全でとりあえずいいので、最初の原型を5分で決めてみてください」と呼びかけています。目的思考を含む全体像は ユダヤの教え、思春期の子育ては 思春期の子育て にまとめています。
- 【5000年の歴史】ユダヤの成功マインド完全攻略(YouTube「ゆだしん」)
- 【新成人の皆様へ】これを若いうちに見ると将来圧倒的に差がつきます(YouTube「ゆだしん」)
- 子育て 思春期編(講義)(YouTube「ユダヤアカデミー」)
数字について:人口0.2%(約1,580万人・2024年)はヘブライ大学 S. デラペルゴラ教授の推計、ノーベル賞受賞者の約2割は Jewish Virtual Library の受賞者一覧の集計です。動画で話している「世界の富の40%」「アカデミー賞の37%」などは集計によって数値に幅があるため、このサイトでは出典を確認できる数字だけを使っています。
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